烏の休み場
お正月大雪の巻 - くろき。
2025/01/05 (Sun) 20:17:21
3日 酸ヶ湯9:30-城ヶ倉沢780m-逆川岳北東尾根1070mC1 16:45
4日 C1 6:30-横岳10:15-引き返し11:50-横岳13:45-横岳北西尾根1200mC2 16:15
5日 C1 6:15-沖揚平8:30
お正月休み、泉金あ優黒の5名で、大雪の八甲田で遊んできた。ラッセルに始まりラッセルで終える山行となったが、いい勉強をさせてもらった。若者はみな物凄いパワーで雪壁を破って進んでいった。その頼もしいお尻から大腿にかけての筋の盛り上がりはサイを後方から見ているかの如し。この3日間かけて進んだ距離は驚くほど短かったが、その一歩一歩の雪の感触は必ずやこの先に繋がっていくはずだ。こうして上手い具合に、今シーズンは冬の山が本来の良き姿となってくれているのに感謝しかない。八甲田よありがとう。
写真は初日の核心部。この雪では雪崩れてもおかしくない。こういう場面はキャタピラ山スキー登高しかない。
Re: お正月大雪の巻 - くろき。
2025/01/05 (Sun) 20:22:59
ずっとこんなラッセル。金に至っては鼻ラッセル。こういう雪ならどう対峙するかが一歩一歩に求められる。ナイスな瞬間。
Re: お正月大雪の巻 - くろき。
2025/01/05 (Sun) 20:26:22
2日目の帰路。2~3時間前に深いラッセルでトレースを刻んだので、すぐに戻れると軽く見ていると・・・。いい風が吹いてトレースも無ければ、じいさん転げ落ちる。こうじゃなくっちゃ、冬山は!!①
Re: お正月大雪の巻 - くろき。
2025/01/05 (Sun) 20:33:11
切磋琢磨中。こうしてじっくり育つか、一人で山に向かうか、ギリギリの極限状態に飛び込むか。そうすると北東北は明るくなる。
※皆さん、コメントちょうーだい。
Re: お正月大雪の巻 - 泉澤
2025/01/06 (Mon) 21:13:47
皆さんお疲れさまでした。自分では足を引っ張らずになんとか行って来れたと思いほっとしているところです。それにしてもこれほどのラッセルを4人で交代で進んだことには驚いています。私は最後尾でもついていくのに必死でした。横岳の帰路では転んでさかさまに落ちるし、山頂からC2の間では凍傷になるしで、いつも行っている横岳ですが認識を新たにしました。それでも久しぶりの泊り山行、皆さんのおかげで楽しく過ごすことができました。ありがとうございました。
Re: お正月大雪の巻 - ゆか
2025/01/07 (Tue) 17:51:40
こんなにしっかり八甲田を歩くのは3年前のクリスマスぶりでした。まだキックターンの仕方も、ルンペンの作り方もわからなかったあの時を振り返りながらこの3日間を過ごしてました。今ではすっかりラッセル大好き人間ですが、今回の激ラッセルはキツすぎでした笑それでも、逆川岳最初の細尾根ラッセルは楽しかったです。
横岳は、何もないな~誰もいないな~快適(ではない)スピードで~♪
こんな状況でも上手く歩けるようにまだまだ頑張りたいです。みなさん、ありがとうございました!
年末追子森 - くろき。
2024/12/31 (Tue) 16:16:48
30日 第二松代6:00-追子森9:30-西法寺10:45-山頂12:30-第二松代15:30⇒最終忘年会
昨日、泉廿金優黒で追子森ルート、行ってきた。津軽は連日の大雪でとんでもないラッセルか!?と思いきや、すねラッセル。トレーニングしている若者は強く、「全く疲れなかった」とじゃんじゃんラッセルしていく。初出場の廿さんはワ魂を胸に、上がるにつれ強さを見せつけてくれた。山頂着前ではご老体・泉さんを追い抜く幻のスパート。オヤジは「廿さん、登山靴も持ってきていたんだ!?」と別の登山者に話しかけ写真まで撮り、大とぼけ。腹抱えて笑う若者。年齢差半世紀でも、山に行けばみんな一緒に楽しくなる。ありがたいねえ。久しぶりの白の山頂は温かい空気が流れた。雪質よく、下りは上級スキーヤー。小松野で1年の汗を流し、最終忘年会へ突入。途中、愛楓も加わり、優は山⇒バイト⇒自転車⇒忘年会と大忙し。私はみんなが楽しそうなのを見ていたら、気が付くと失神していた。今年もいい1年でした。来年はもっともっと上手く山に向き合うよお。 くろき。
秋駒 - 金
2024/12/26 (Thu) 12:44:17
12/21.22に尾高黒昂あ楓優金の8名で秋駒に行ってきました。1日目はスタートに手こずり、4時起きの8時出発でのんびりスタート。机上で考えたルートではあっという間にテン場に着き、ムーミン谷付近でロープワーク等を行う予定だったが、全く辿り着けず、なんとか稜線に上がり、樹林帯を抜けない所でルンペン。優の豪華ご馳走に満腹になり、睡眠。2日目は天気が悪くなる予定だったが、外に出ると綺麗な朝焼けでテンションが上がり、横岳まで到着。横岳から2グループに分かれ、少しアンザイレンの練習を行う。その後スキーを履いて県境稜線を進むが天気が荒れ始め凹凸などが見えなくなってきた。さらに読図も難しい。何回かGPSに助けられ、何とか予定してなかった8号目に下山。そこからは早い早い。あっという間に下界へおりました。そこから、尾と黒で車を回収して来てもらい、何とか帰宅できました。
冬の計画を甘く考えてしまった。もっと念入りに考えなきゃ行けないし、エスケープルートもしっかりと考え、地形図を読み込むべきたった。読図も人任せになっていたので、ついて行くだけになってしまっていた。みんなに引っ張ってもらい感謝しかない。
R6年忘年会企画 - くろき。
2024/12/16 (Mon) 15:05:43
この週末、16名参加し、冬山勉強会・忘年会をやりました。消防の救命講習、ツエルト梱包(室内・実践)、アンザイレン(室内・実践)、宿泊バリエーション、雪崩捜索訓練、急斜面引き下ろし術をやりました。来年までやらないとすぐに全て忘れます。気付いた時に練習したり、山で空いた時間にやってみたりしましょうね。SさんやTさんも顔を出してくれました。今後も交流をお願いします。
いい冬シーズンの始まり方をしているので、毎週末荒れるのを望みます。
Re: R6年忘年会企画 - ゆか
2024/12/19 (Thu) 16:53:24
1日目、室内でのツェルト梱包のようす。
室内では慣れればサクサクできるが、外だと結構苦戦した。テムレスでの細かい作業はもちろん、広げたツェルトにはすぐ雪が積もるし大変だった。
赤沢冬沢融合 - くろき。
2024/12/08 (Sun) 20:53:26
12/7 第二松代5:00-追子森8:50-赤沢990m-鳳鳴13:45-嶽温泉15:45
昨日、尾金楓優黒で赤沢冬沢融合登山。先週と変わらず、雪は深いまま、大粒の雪が降ってきたり、雪中にもザラメ層あり、ツボになるとどこまでも沈む。そんなでも山スキーは強く、雪上を翔ぶよう。若者のラッセルは強い強い。途中から良い雰囲気になり、今シーズンはどこか期待できそう。赤沢上部の読図は難しい。地図読みと視界が効く時の地形の観察と記憶。ヒマラヤでは後者の能力がカギ。還りはまあまあの風が吹き、こころ洗われた。次はもっと気合入る山を望む。 くろき。
雪見岩木山百沢 - くろき。
2024/12/01 (Sun) 15:22:26
11/30 百沢スキー場4:50-焼け止まり10:00-大沢1200付近13:00-百沢スキー場15:15
昨日、泉嘉金優楓黒の6名で百沢雪見登山してきた。予想よりラッセル深く、姥石より上は泳ぐように、犬が穴掘るように、進んでいく。大沢は標高差150mを2時間半かけじりじりと進むが撤退した。上ホロで学んだはずが、ボロ雨具のメンバーは胸ラッセルに下半身はびしょ濡れ。そこは気合いで乗り切る。次は山スキーで雪の上を飛ぼう!! くろき。
初冬上ホロ - くろき。
2024/11/20 (Wed) 21:44:10
16日 十勝岳温泉10:30-上ホロ北西稜-上ホロ山頂16:00-安政火口C1 18:00
17日 C1 5:30-富良野岳10:00-C2 11:45
18日 C2 6:30-雪上訓練-十勝岳温泉11:00
16~18日、晩秋?初冬?の雰囲気の上ホロに昂優楓黒で行ってきた。初日は快晴、中日はずっと雨、最終日は吹雪。行く前からそういう予報であったが、思い切って突っ込んだ。フェリーで飲み過ぎ、フラフラ入山。雪のほぼない安政火口でテントを張り、北西稜へ。雪の付きが悪い岩稜を行く。上ホロピークからの景色は最高。富良野岳はバルトロカンリのようにどっしり構えている。2日目、朝から雨で登攀系は避け、富良野岳へ。稜線に出ると暴風雨で一気に全身びっしょり。テムレスは何度も絞れ、靴の中も4~5㎝の水位。テントに入り、全ての衣服を絞り、着干し大会。3日目、外はようやく冬となり、テントはバリバリ凍り、着干しが間に合わなかった靴下や腹回りは外に出るやカチ~ンと凍結。このまま突っ込めば、指を失うので、雪上訓練して終了。①登攀、②冬の雨の扱い、③雪上訓練といい経験ができた。夜は毎晩盛り上がり、帰りのフェリーは最高潮へ。いよいよ冬が始まるので、皆さんやりましょう!! くろき。
Re: 初冬上ホロ - くろき。
2024/11/20 (Wed) 21:54:04
2日目。稜線に出ると暴風雨。雨具機能せず。全てびしょ濡れ。寒い、くさい。不快。この状況をどうするか、いい勉強になった。
皆さん、写真や感想をどうぞ。 くろき。
笹内支流 - くろき。
2024/07/14 (Sun) 23:50:50
13日 冬ゲート5:45-右岸支流-C1 16:45
14日 C1 6:00-最高到達点(940m)10:30-冬ゲート19:30
笹内右岸はホットなエリア。過去10回以上入っているが、人工物を見たのは1回のハーケンのみ。最も白神らしい場所のひとつだ。やはり当然のように滝が連発。超ド級ドドドドド変態の高野滝。あの水流を抜けた後の弾ける笑顔は、産道をくぐり抜けたばかりの赤ん坊のような、クマと猿が交配した新種の生き物のような、ケモノとなっていた。人はケモノになる時、本能が昇華し極上の境地になる。白神という舞台はケモノを呼び寄せる。ケモノ達よ、前に上に奥に進んでいこう!!!皆さん、コメントよろしく。 くろき。
写真は「高野滝」この後が核心。別名「帰らずの沢大滝」。注)超ドドドドドド変態のみが取り付く事ができる滝です。
Re: 笹内支流 - 高
2024/07/15 (Mon) 13:38:18
怒涛の流れの中に腕を突っ込めば、墜ちるか完登かの瀬戸際を助けるやつが,、ケモノの腕を引っ張ってくれたんだ!
いいやつは意外と、僕たちの見えないところにいるのかな
Re: 笹内支流 - あゆ
2024/11/17 (Sun) 23:52:16
事故がお腹いっぱいすぎて、なかなか思い返せませんでしたが、滑落して数日後に手帳に書いていた当時の様子を書き起こしました。ひたすら長いですが、何か気づきがあるといいです。ご心配おかけしました。支えてくれたみなさん、本当にありがとうございました。
____________
チョロチョロやツタタタと細く勢いよく落ちる数本の水。滝。手前の滝を早く登らせてもらい(中間者)、リードした黒木さんに
「奥には壁が立ちはだかっているぞ~」と言われ、先に進む。
でーんと垂壁、フェースが。下のスラブ帯はちょっと登れそうとか思いながら偵察。
もちろん水線はムリだから、どうやって巻こう。右岸は絶壁だからまあ左岸からだろうな。ほとんど迷いはなかった。行けると思った。何ならみなフリーでも。岩が段々になっていて(でっかい柱状節理)、クライミングの課題のように考えてしまったかもしれない。尾藤さんに「ロープ出すぞ」「フリーで行ける?(笑)」と言われ、高さもあるからロープを出してもらった。岩パートの上は草付きで大きな立木も点在していて、歩いて容易に高巻けそうだった。
クライムオン。
(このとき、空身にならなかったのも後から考えれば命を救ったともいえる。)
ガレ場を右斜めに上がっていき、柱状節理のような縦の直方体の岩に挟まれたルンゼに入っていった。岩パートを想像していたが、平らに割れた岩がホールドやスタンスに転がっていて転がっていた。一部泥も詰まっていて、ハーケンで支点をとろうにも、浮き石ばかりで信用ならない。岩の手前の木で1つ、岩の途中にハーケンを打ち込み2つ目、1回ハーケンをさした岩は隙間にハーケンが入っていかなくて、違った場所にハンマーでたたき込んだ。ルンゼっぽい地形の角に打ち込んだので、回収難しそう、と思いながら、慎重に、でも大胆に足を拡げながらステミングして登る。
岩パートが終わるだろう所で、あと5mほど?で草付きのち、木があるから「このまま突っ切るか?」と思ったが、ここまでも2つ目の支点(ハーケン)から大分上がっており、上の木まで何も支点をとれないかもと考えると、「下で見てる人も心配だろうし」(←複数人で行く山ではこの心理が結構働く)岩で支点がとれる内に岩パート最後にハーケンを打とうと思った。
相変わらずルンゼ状のところで回収しずらそうと思いながら凹角の角にハーケンを打つ。最初は今後も考えて回収できるように少し浅めに打った。でもとれたら意味がない、と思い直し、微妙なあんばいでハンマーで少し奥までたたき直した。(最後とれて止まった支点はこの支点だった。)
岩パートから最後、草付きに入るときの一歩が結構怖くてもじもじした。足をあげては下ろしての繰り返し2,3度。山だからゲレンデのように思い切り乗り込んで落ちれない。けど、勇気が必要だった。
えいっ。
草付きパートに入った。もう戻れなかった。(戻れる心境ではなかった。戻る方が怖い)岩パートの大分上に上がってから分かったことだが、草付きパートは下から見るよりずっと急で悪そうだった。思ったより立っていて、平らじゃない。草ばっかで割と木までは遠かった。この時点でもう戻ろうとは思わなかったし、何カ所か勇気を出して進んだところがあり、既に戻れるような高度じゃなかった。
前の沢で黒木さんに泥壁は点じゃなく面(足裏全体)で登れ、と言われていたのが脳に焼き付いていて、苦手な草付きだったが、シシウドの太い茎を頼りにじりじりと高度を上げた。草付きに長く居座るのも嫌だったし、よく黒木さんがやる草にスリングで支点をとるのも全く信用できなかったので、10mくらい上の木までこのままランナウトしながら頑張りたかった。8mくらい先の右斜め上にそれたところにも、木は近かったが、左に巻いていくことを考えるのと、泥の斜面を登るよりトラバースする方がきついだろうと思われたので、直上にロープを伸ばした。
あと2,3m先に立木。その手前に露出した小さなもろい岩盤(1,2mほど?)が現れた。小さいが1歩で超えられるような大きさではなく、とても登れそうにない。結局その岩を右から若干巻くようにして登ろうとした。岩と泥壁もどちらも傾斜があって、なかなか1歩を進めない。何回か踏み出そうとするが、不確定な足場だった。ちょっと一か八かみたいな歩きになっていて良くないなと思って、一回落ち着こうと腹式呼吸で2,3回大きく息を吐いた。「よし」「戻れない」「行くしかない」
踏み出した。
最初の右足はずるっ。まだもう片方の足をついてバランスをとれば止まれるはずだった。止まれるかと思った。止まらなかった。
またもや、ずるっ。泥壁で滑ってスピードに乗り始めた手足は、のれんに腕押し、草付きにハーケン状態で、無駄だった。登る途中で多少の安心感をもたらしてくれたシシウドにも無論止める力はなかった。手当たり次第草をつかんだが、太い茎もいとも簡単にボキボキボキボキと折れ、掴めども掴めども止まらない。
草付きより下はかなり立った岩壁。どうにか草付きまでで止まってくれ。
「とまれ、とまれ、とまれ、とまれ」
無理だった。足から滑っていったのが、(多分岩壁通過のときに、)なぜか視界が1回転して、視界が壁を見ていたのが外側の世界に切り替わった。空が下に、緑の森が上に見えた。
やばい。回った。
「どうか頭から落とさないで」
どんな状態か分からないけど、自由落下しながら着地。着地したなら止まってくれ。
「とまってくれ」
まだ落ちていた。痛さも何も感じないが早く止まって欲しかった。
ガレ場の中腹あたりで体全体(特に太ももとお尻の摩擦?)で止まった。
(後から聞くと、自分が最後にとっていたハーケンが決まったらしい。)
斜面に対し横向きに転がり落ちて止まっていた。黒木さん、楓、高野さんが駆け寄ってくれた気がする。体を頭を上に、足をおろして、「歩けるか?」と聞かれ、支えられながら下まで下りた。ゆかが水に濡らした手ぬぐいで顔を拭いてくれた。黒木さんが痛いところを聞き、私は全身痛いしアドレナリンドバドバで、どこが負傷しているのか分からない。でも、歩けるなというのは何となく、でもすぐに分かった。ただ、首がふられ、頭を打ったせいか、視界がいつまでも白くチカチカしていた。お尻をついて座るのはめちゃくちゃ痛くて辛かった。黒木さんに肋骨など骨折がないか、目が動くか確認される。異常なさそうとのことで、自力下山が決まった。みんなが私のザックの中身を全て分配してくれた。
当時の私は、なんで稜線、尾根に上がらないんだろう、と思ってしまっていた。高野さんがリードした数々の滝を無事に下りられるとは思えなかったからだった。帰りは休憩の度にお尻が痛すぎて座れず、30秒くらいかけて座った。懸垂でもどこでも私を中間者に置いてくれ、ロープ束ねるのも私以外のみんながやってくれた。最後の長い林道も高野さんがこれまで山で経験したさまざまな事故、事件について話してくれ、あの鉄人もドラマを幾つももっているんだなと、私が責任や申し訳なさを感じないようにしてくれ、さりげない優しさに感謝した。
帰りの車も、温泉にも寄らず、尾さんに大いに甘え、助手席でぐーすか寝ていた。
中央病院は1~1時間半待ちだったので、青山の医療センターへ。整形外科医のぶっきらぼうなロン毛チリチリ長髪おじさんがいろいろ検査と縫合手術してくれた。山登りに多少理解ある人でちょっぴり厳しく注意されつつ、ファンになれるくらい不思議と素敵な先生だった。
今回怪我したのは、右大腿内側の切り傷、ほぼ股間近く。ガレ場を落ちたときに負傷したとみられる。尻にでかいあざ。右肘にすりきず。まぶた上に擦り傷。くらいだった。
(後記)
場所がずれていたら股間負傷し、治療しにくい上、排泄もできない、(子供が欲しいわけじゃないが)、出産も難しくなっていたかもしれない(その選択肢が残されていることは重要)。擦り傷も目から少しずれていたおかげで視力を失わず済んだ。五感の中で視力を一番頼りにしてしまっているので、視力を失わずに済んだことはこの上ない幸せだ。落ちた直後しばらく10分か30分か目がチカチカし続けていたときは、もう当たり前だった世界を見られないかもしれないと思って、気持ちが沈んでいた。大して立派な顔ではないが、顔に傷が残らなかったのも心底ほっとした。
落ちるとき、着地したとき、首もふられたが、ザックがあったおかげで、振られ方が小さく済んだと思う。脊髄なども損傷しなくて良かった。10mランナウトして20mくらい落ちたとみられるが、ザックを背負っていたことでクッションになったり背中が守られたり、助けられたことは言うまでもない。たしかに落ちたとき、着地したときにボンッと若干弾んだような気もする。これまで難しいところは空身1択だと思っていたが、ザックの効用が大きすぎる。そもそも空身でしか行けないようなところは登山する場所ではない。
約20m自由落下したにも関わらず、歩いて下山、切り傷だけで、後遺症なしという結果は奇跡的だった。自分が生かされているとしか思えない、と津波や災害、遭難経験者からよく聞くが、まさにこのことだ、としみじみ噛みしめた。
一緒に登って下山し、サポートしてくれた、黒木さん、尾藤さん、高野さん、楓、ゆか、本当にありがとうございました。
秋の横倉沢 - くろき。
2024/10/15 (Tue) 13:19:53
13~14日、高金優楓黒の5名で、秋の横倉沢に行った。倒木という倒木に秋のキノコ満載、紅葉のブナ林、ブナの実も当たり年、秋を満喫。久しぶりに長い川原歩きをし、若者の体力充実に圧倒され、ロープワークの習熟、読図もそこそこできてきた。ここ白神ではその辺を多く学びやすいのだ。私としては下りの懸垂の時のロープワークが面白く感じている。単に支点を見つけてセットして下りるという行為に留まらない奥の深さがある。それは高巻きのルート読みでも一緒。今後も進化していこうぜえ。 くろき。
皆さん、写真、こめんとよろしく~。
Re: 秋の横倉沢 - 高
2024/10/15 (Tue) 17:24:30
個人的には今回沢行で①2人同時に懸垂下降する方法、2つ知っていたが3つ目がわかった②キノコの種類がわかった③料理方法がわかった
新しい発見、そして勉強になりました。メンバーの皆様ありがとうございます。
あと3年で厳しい沢はやめようと考えていましたが、まだまだ奥深く入って行かないと知らないことがたくさんありますね。
とりあえず来年も行くぞ!
連休の山 - くろき。
2024/09/24 (Tue) 12:16:34
連休の前2日間が雨で沢の奥に入りにくい天気予報。追良瀬2は諦め、日帰り3本に。①大割F4まで見て終了、②焼け止まり往復で搬送訓練、③追良瀬マスノキ沢遡行。①大割F3で引き下ろしの練習(半実践)、②入山口でスズメバチがパンツ内に入り込み激刺しで優休養。4名で背負い搬送とおんぶ懸垂下降練習、③冬ゲートからチャリ30分で笹内奥まで移動し、一つ森トイレ前で前泊(栗ご飯、プルコギうまし大量)。ようやく好天の下、マスノキへ突入。プロテクションの取れない滝連発(しかもどれも立っている)で、巻きを多用。F6越えて古い一つ森林道が沢を横切っていたのでそこで終了。と思いきや、チャリ1台パンクのため、ひとりダブルザック、ひとりダブルチャリ、2人乗りで帰ってきた。煮え切らない連休にはならずに済んだ。結構おもろかった。 くろき。